ポガチャルに聞いてみた『ヒルクライムを効率よく楽に登る方法』
1. ペース配分を守る
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最初から飛ばさない
勾配がきつくなる中盤・終盤に備えて、序盤は心拍数をゾーン3〜4程度に抑える。 -
ラストの加速のために脚を残す
ゴールまでの距離と標高差を頭に入れ、常に「余裕を持った呼吸」で走る。
2. ケイデンスを保つ
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理想は85〜95rpmを維持。
ギアを軽くしてスムーズに回すことで、脚の筋肉への負担を減らし、乳酸の蓄積を抑える。 -
勾配が急な区間では一段軽くして、トルクより回転を優先。
3. ポジションの切り替え
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シッティングで安定した出力を保つのが基本。
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勾配が急になったり、脚をリセットしたい時はダンシングでリズムを変える。
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上半身の力みを抜き、肘を軽く曲げて呼吸を深く。
4. 呼吸とリズム
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2回吸って2回吐くなど、自分なりの呼吸パターンを作る。
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音楽や一定の拍子をイメージしてペダルを回すと、精神的にも楽になる。
5. 栄養と補給
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登り始める30〜40分前に炭水化物を摂取。
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45分以上の登りでは、途中でジェルやドリンクで糖分補給。
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脱水はパワー低下の最大要因なので、小まめな水分補給を忘れない。
自分の出力を超えない範囲で、回転数と呼吸をコントロールできれば、最後まで笑顔で登り切れます。
ポガチャル流 ヒルクライム強化メニュー(4週間)
週4〜5回の練習を想定
1. ロング耐久走(週1回)
目的:心肺・筋持久力を鍛える
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時間:2〜3時間(登り含む)
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強度:心拍ゾーン2〜3(会話できるくらい)
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内容:長い登りを一定ペースで淡々と走る。最後の10分だけゾーン4で締める。
2. ヒルクライム・テンポ走(週1回)
目的:登坂時の一定ペース維持能力向上
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時間:登り20〜30分 × 2本
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強度:ゾーン3.5〜4(呼吸は荒いが持続可能)
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ポイント:
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ケイデンス85〜95rpm
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ギアは軽めで回転重視
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上半身リラックス
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3. インターバル(週1回)
目的:急勾配やアタックへの対応力強化
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内容:
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登りで1〜2分全力(ゾーン5)
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3〜4分流す(ゾーン2)
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これを5〜8本
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ポイント:出し切る → 回復 → 出し切る の繰り返しで脚を慣らす
4. ケイデンスドリル(週1〜2回)
目的:回転効率を高め、脚への負担を減らす
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方法:平地または緩斜面で
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1分間:ケイデンス110〜120rpm(軽いギア)
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2分間:85〜90rpm(通常ギア)
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10セット繰り返す
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5. コア&筋トレ(週2〜3回)
目的:登坂時のフォーム安定・パワー伝達向上
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プランク 1分 × 3セット
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ヒップリフト 20回 × 3セット
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スクワット 15回 × 3セット(自重〜軽負荷)
補足
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週1回は完全休養日を設ける
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練習後は糖質+タンパク質補給(回復促進)
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登りのフォームは常に意識(骨盤安定・肘軽く曲げる・肩リラックス)
💬 ポガチャル的アドバイス
「速さより、美しいペダリングを目指すんだ。効率の積み重ねが、最後に笑う脚を作る。」
ではこの段階でのメニューを保存しておきますので、また必要になったら細かいスケジュール化や負荷調整もできます。
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